HOUSE
HOUSE
池上季実子

定価: ¥ 6,300
販売価格: ¥ 6,300 人気ランキング: 18,496位
おすすめ度:
発売日: 2001-09-21
発売元: 東宝
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
数々のコマーシャルを手がけた大林宣彦が、初めて劇場用映画を監督したデビュー作。オシャレ(池上季美子)、ファンタ(大場久美子)、ガリ(松原愛)、クンフー(神保美喜)、マック(佐藤美恵子)、スウィート(宮子昌代)、メロディー(田中エリ子)の7人の美少女が、夏休みに田舎に住むオシャレのおばちゃま(南田洋子)の屋敷を訪れるが、ひとり、またひとりと少女たちが失踪して行く…。
ただただ荒唐無稽な作品だが、当時大林監督は硬直化する日本映画に風穴を開けるべく、15歳以下の観客たちで映画館をあふれんばかりにすることを目論んでいた。ストーリーそのものはシンプルなホラー・タッチだが、その映像表現はアニメーションやオプチカル合成を多用したコミック・タッチなものになっており、本来恐怖を感じるべきシーンでも、笑いを誘うところが多い。こうした“CMの魔術師”の映画デヴュー作に対して当時の映画業界人たちは、「内容のない映画」とこの映画を否定的に捉えたが、若い観客たちが強く支持。大林監督のデビュー作は拍手で迎えられた。(斉藤守彦)
本とは☆8つくらい
始めこの映画を見たときは小学校4年くらいで母に進められて家族で見たんです(こんな映画を進める母って変だな)。
その時の感想は凄く怖い!でもなぜか面白く、登場人物たちも愉快そう。
怖がって良いんだか笑って良いんだかよく分からない不思議な映画でした。(登場人物がほとんど家に食われたりバナナになっちゃったりするので。)それとHOUSEのテーマ曲がしばらく頭に響いてました。
何年もたって久しぶりにこの映画と出会い、このDVDで見ることにしました。大林宣彦のカット割りは今見ても斬新で新鮮です。やや臭い台詞もありますが。監督によるとジョーズみたいなのを作ってくれと言われて作ったらしいですがはっきり言ってジョーズより面白い映画だと思います。ハウスのテーマは名曲!
連想したのは、ビートルズの「ヘルプ!」。
要するに、いわゆる英国流スラップスティック・コメディーのタッチなのだ。ビートルズの「ヘルプ!」は'65年だから、その頃大林監督は20代中盤('38年生)。影響を受けていないはずはない。私のように、若い頃、ビートルズの3本立て(「A Hard Day's Night」「Help!」「Let It Be」だが、特に「Help!」がお気に入りだった)を、映画館に弁当持って行って1日中観たような人間には、この感覚は楽しくてたまらない。
時折挿入されるナンセンスなギャグ(熊のラーメン屋、「トラック野郎」や「寅さん」のパロディーなど)こそ、この映画の生命線(以前、某テレビ局が、それらのギャグを全部カットした再編集版を放送したことがあるが、ただの「B級ホラー」になっていてガックリしたものだ)。
当時CMで斬新な作品を連発していた大林監督が、その手法を映画に生かすために作った「実験作」という位置づけが正しいのだろう。
「少女たちが家に食べられる」という筋立て自体は、各場面、場面の「映像」を見せるための口実みたいなもので、よって、ストーリーを重んじる向きにはお勧めできない。
当時劇場を埋めたローティーンももう中年。
中坊の頃、家族に内緒で観に行った。同時上映はモモ友「泥だらけの純情」。
百恵ファンの高校生の兄はそちら目当てに観に行ったようだが僕にとっては
テレビサイズの取るに足ら無いメロドラマだった。
ハウスには強い衝撃を受けて3日ほど何も手に付かなかった。
映画の中で大場久美子演じる「ファンタ」が惨劇を目にして転げるように
仲間の元に戻ってくる。仲間たちの台詞が
「どうしたの?ファンタ」
「泥だらけじゃないの」
「泥だらけの純情?」
こんな映画は初めてだった。
また、池上季実子演じるオシャレの入浴シーンのくだりは、やらしい意味じゃなくて
ミッキー吉野の美しい音楽と共に本当にきれいなシーンでうっとりさせます。
大林が他にもあの手この手で面白い画を見せつけてくれるのです。
その後、高校生になった僕は学祭でこの映画の上映に関わり朝から晩まで
何度も何度もこの映画を観る事になったのですが、本当に飽きませんでした。
このDVDも発売早々に購入して何度も観てるけど全く飽きないくらいだし。
クラスに戻ると、東京駅のシーンが書き割りで空も絵で手抜きで笑った、
なんて批判しているヤンキーがいたので、セット組む方が金がかかるのだ、
汚い現実よりきれいな嘘のほうがいいだろ、と説教したことを思いだす。
ハリウッド映画の写実的なCGに目が慣れた今の人たちがこの映画を観てもチープな
コメディにしか、きっと見えないのかもしれない。
でも、これだけは覚えていてほしいんですが、公開当時からあの特撮は当時からして
チープだった、ということ。
でも、あそこで生まれた特撮陣はのちの日本映画の財産になったということ、です。
あんな映画をまた大林、あるいは新しい才能で創って欲しいな、って思います。
池上季実子

定価: ¥ 6,300
販売価格: ¥ 6,300 人気ランキング: 18,496位
おすすめ度:

発売日: 2001-09-21
発売元: 東宝
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
数々のコマーシャルを手がけた大林宣彦が、初めて劇場用映画を監督したデビュー作。オシャレ(池上季美子)、ファンタ(大場久美子)、ガリ(松原愛)、クンフー(神保美喜)、マック(佐藤美恵子)、スウィート(宮子昌代)、メロディー(田中エリ子)の7人の美少女が、夏休みに田舎に住むオシャレのおばちゃま(南田洋子)の屋敷を訪れるが、ひとり、またひとりと少女たちが失踪して行く…。
ただただ荒唐無稽な作品だが、当時大林監督は硬直化する日本映画に風穴を開けるべく、15歳以下の観客たちで映画館をあふれんばかりにすることを目論んでいた。ストーリーそのものはシンプルなホラー・タッチだが、その映像表現はアニメーションやオプチカル合成を多用したコミック・タッチなものになっており、本来恐怖を感じるべきシーンでも、笑いを誘うところが多い。こうした“CMの魔術師”の映画デヴュー作に対して当時の映画業界人たちは、「内容のない映画」とこの映画を否定的に捉えたが、若い観客たちが強く支持。大林監督のデビュー作は拍手で迎えられた。(斉藤守彦)
本とは☆8つくらい始めこの映画を見たときは小学校4年くらいで母に進められて家族で見たんです(こんな映画を進める母って変だな)。
その時の感想は凄く怖い!でもなぜか面白く、登場人物たちも愉快そう。
怖がって良いんだか笑って良いんだかよく分からない不思議な映画でした。(登場人物がほとんど家に食われたりバナナになっちゃったりするので。)それとHOUSEのテーマ曲がしばらく頭に響いてました。
何年もたって久しぶりにこの映画と出会い、このDVDで見ることにしました。大林宣彦のカット割りは今見ても斬新で新鮮です。やや臭い台詞もありますが。監督によるとジョーズみたいなのを作ってくれと言われて作ったらしいですがはっきり言ってジョーズより面白い映画だと思います。ハウスのテーマは名曲!
連想したのは、ビートルズの「ヘルプ!」。要するに、いわゆる英国流スラップスティック・コメディーのタッチなのだ。ビートルズの「ヘルプ!」は'65年だから、その頃大林監督は20代中盤('38年生)。影響を受けていないはずはない。私のように、若い頃、ビートルズの3本立て(「A Hard Day's Night」「Help!」「Let It Be」だが、特に「Help!」がお気に入りだった)を、映画館に弁当持って行って1日中観たような人間には、この感覚は楽しくてたまらない。
時折挿入されるナンセンスなギャグ(熊のラーメン屋、「トラック野郎」や「寅さん」のパロディーなど)こそ、この映画の生命線(以前、某テレビ局が、それらのギャグを全部カットした再編集版を放送したことがあるが、ただの「B級ホラー」になっていてガックリしたものだ)。
当時CMで斬新な作品を連発していた大林監督が、その手法を映画に生かすために作った「実験作」という位置づけが正しいのだろう。
「少女たちが家に食べられる」という筋立て自体は、各場面、場面の「映像」を見せるための口実みたいなもので、よって、ストーリーを重んじる向きにはお勧めできない。
当時劇場を埋めたローティーンももう中年。中坊の頃、家族に内緒で観に行った。同時上映はモモ友「泥だらけの純情」。
百恵ファンの高校生の兄はそちら目当てに観に行ったようだが僕にとっては
テレビサイズの取るに足ら無いメロドラマだった。
ハウスには強い衝撃を受けて3日ほど何も手に付かなかった。
映画の中で大場久美子演じる「ファンタ」が惨劇を目にして転げるように
仲間の元に戻ってくる。仲間たちの台詞が
「どうしたの?ファンタ」
「泥だらけじゃないの」
「泥だらけの純情?」
こんな映画は初めてだった。
また、池上季実子演じるオシャレの入浴シーンのくだりは、やらしい意味じゃなくて
ミッキー吉野の美しい音楽と共に本当にきれいなシーンでうっとりさせます。
大林が他にもあの手この手で面白い画を見せつけてくれるのです。
その後、高校生になった僕は学祭でこの映画の上映に関わり朝から晩まで
何度も何度もこの映画を観る事になったのですが、本当に飽きませんでした。
このDVDも発売早々に購入して何度も観てるけど全く飽きないくらいだし。
クラスに戻ると、東京駅のシーンが書き割りで空も絵で手抜きで笑った、
なんて批判しているヤンキーがいたので、セット組む方が金がかかるのだ、
汚い現実よりきれいな嘘のほうがいいだろ、と説教したことを思いだす。
ハリウッド映画の写実的なCGに目が慣れた今の人たちがこの映画を観てもチープな
コメディにしか、きっと見えないのかもしれない。
でも、これだけは覚えていてほしいんですが、公開当時からあの特撮は当時からして
チープだった、ということ。
でも、あそこで生まれた特撮陣はのちの日本映画の財産になったということ、です。
あんな映画をまた大林、あるいは新しい才能で創って欲しいな、って思います。
